【6月1日 AFP】インドネシアの火山が噴火した影響で航空機の運航に支障が出ていたオーストラリア北部で1日午後、空の便の運航が再開された。豪当局が発表した。

 先月30日に噴火を始めたインドネシアのサンゲアン・アピ(Sangeang Api)火山の噴煙がオーストラリアへと南下した影響でオーストラリア北部ダーウィン(Darwin)での航空機の離着陸が完全に止まっていた。

 オーストラリアの西海岸各地からインドネシア・バリ(Bali)島へ向かう予定だった旅行客も影響を受けた。

 ダーウィン空港(Darwin Airport)は航空便の運航が1日午後に再開されたと発表。豪カンタス航空(Qantas Airways)、ヴァージン(Virgin)、格安航空会社のジェットスター(Jetstar)も運航を再開した。

 同空港の広報担当者は、「運航状況は正常化しつつあるが、運航スケジュールにはいくつかの変更が生じており、搭乗客は関係する航空便の状況を各航空会社に問い合わせる必要がある」と述べている。

 インドネシア当局によると、サンゲアン・アピ火山周辺の4つの村の住民7300人以上が避難したが、これまでのところ犠牲者は出ていないという。(c)AFP