【5月31日 AFP】家の外で飲酒する英国人は2009年からこれまでに約10%減っていることが新しい統計で明らかになった。英国人は大酒飲みというイメージがあるが、閉店するパブと酒を飲まない人が増えているという傾向を裏付けるデータだ。

 家の外で飲む酒の値段が上がり、スーパーマーケットで安く買った酒を自宅で飲む英国人が増えている中、英国のパブとバーは苦しい状況に置かれ、住宅に姿を変えたり、閉店して荒れるに任されたりしているものも多い。

 英国の政府外公共機関、健康ソーシャルケア情報センター(Health and Social Care Information CentreHSCIC)が出したデータによると、英国では2009年から2012年の間に、アルコール飲料の家計支出は1.3%増えたが、家の外で飲むアルコール飲料のための支出は9.8%減った。

 英飲料業界団体「英国ビール・パブ協会(British Beer and Pub AssociationBBPA)」によると、1982年に6万7800軒あった英国のパブは2012年には4万9433軒に減った。(c)AFP