レイプ被害者の母親、加害者の父親らに暴行受け重体 インド
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【5月30日 AFP】インド北部で、レイプ被害者の家族が、被害届を取り下げるよう加害者の家族から圧力を受けたが拒否したことから、被害者の母親が加害者の父親らに暴行を受け重体となっている。警察が30日、明らかにした。
警察と医師らによると、この母親は26日、ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州エタワ(Etawah)県の自宅で襲撃された。病院に搬送されたが、複数か所を骨折しており重体だという。
レイプ加害者の父親は逮捕されたが、警察はこの襲撃に加わった別の複数の容疑者の行方を引き続き追っているという。
ニュース専門チャンネルNDTVによると、この母親は自宅のそばで、被害届を取り下げるよう圧力をかけていた5人の男に襲われたという。
インド最大のウッタルプラデシュ州では28日、集団レイプされた14歳と15歳のいとこ同士の少女2人が、木に首をつった状態で死亡しているのが見つかるという事件が発生したばかり。
この2少女の事件について警察は30日、警察官1人を含む3人を事件に関連して拘束したと発表した。またある警察高官がAFPに語ったところによると、少女らが自殺したのか、犯人たちがレイプ後に口封じのために2人の首をつったのかはいまだ判明していないという。(c)AFP