イランでMERSによる初の死者
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【5月30日 AFP】29日の報道によると、イランで初めて中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)による死者が出た。
死亡したのはイラン南東部ケルマン(Kerman)に住む53歳の女性で、イラン保健省によると、28日にMERSの検査で陽性反応が出ていた姉妹の1人。高血圧を患っていて、免疫系がMERSウイルスと闘えなかったという。姉妹のもう1人の健康状態は良好で、すでに退院した。
一方、ケルマンの疾患予防班の責任者メフディ・シャフィエイ(Mehdi Shafiei)氏が同国メヘル(Mehr)通信に語ったところによると、ケルマンにはMERSウイルス感染が疑われる患者がさらに6人いる。
1か月後には多数の巡礼者が移動するイスラム教の断食月ラマダン(Ramadan)を迎えるが、感染の拡大が懸念される。(c)AFP