【5月30日 AFP】俳優ブラッド・ピット(Brad Pitt)さんが米ハリウッド(Hollywood)で催された映画『マレフィセント(Maleficent)』のプレミア上映会で暴漢に顔面を殴られた事件で、身柄を拘束されたウクライナ人の男に29日、ピットさんに対する5日間の接近禁止命令が出された。

 ロサンゼルス市警察当局によると、男はウクライナ人テレビ・ジャーナリストのビタリ・セディウク(Vitalii Sediuk)容疑者で、過去にもグラミー賞(Grammys)授賞式の舞台上に乱入するなど著名人に絡む奇行で知られていた。今月16日には仏カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で、レッドカーペットに登場した米女優アメリカ・フェレーラ(America Ferrera)さんのスカートの中に頭を突っ込み、足首をつかむ騒ぎも起こしている。

 セディウク容疑者は28日、『マレフィセント』のプレミア上映会場のエル・キャピタン劇場(El Capitan Theater)で、警備用の柵を跳び越え、主演女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんと共に登場したピットさんに殴りかかりサングラスをはたき落した。警察は軽微な暴行容疑で同容疑者を逮捕した。

 ピットさんは、接近禁止期間の延長を希望する場合は裁判所に申請する必要がある。(c)AFP