集団レイプ被害の少女2人、首をつった状態で発見 インド
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【5月29日 AFP】インド北部の村で、5人の男に集団レイプされた10代の少女2人が、木に首をつった状態で死亡しているのが見つかった。警察が29日、発表した。
検視報告書によると、死亡した2人は14歳と15歳のいとこ同士で、カースト(身分制度)の枠外に置かれる最下層「ダリット(Dalit)」の出身で、北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州バダユン(Budaun)県の村で暴行された後、27日夜に自ら首をつったとみられる。
バダユンの警察署長はAFPに対し、「報告書によると、死亡したのは首をつってからとみられるため、2人は恐らく自殺したようだ。しかし結論を出す前に、あらゆる可能性を考慮する」と話している。
この警察署長によると、少女らの親族らが集団レイプ、殺人、児童性的虐待の被害で5人の男の名前を届け出たことを受け、パップ(Pappu)と名乗る主犯とされる男が拘束された。「警察官約50人の捜査班が、逃亡中の容疑者たちを捜索している」という。容疑者たちの年齢は未確認ながら、「10代後半」とみられるとしている。
一方遺族や村の住民らは、2人の遺体が28日早朝に見つかった当初、警察は取り合わなかったとして、強く抗議している。(c)AFP