犬の散歩中に見つけた埋蔵金貨、初日売り上げ4億円 米国
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【5月29日 AFP】米カリフォルニア(California)州のカップルが飼い犬の散歩中に発見した埋蔵金貨の販売が27日、始まった。
カップルが2月、缶8個に入っていた1400枚以上のコインを見つけた。これは米国でこれまでに発見された埋蔵金貨としては最も高額とみられており、古銭取引会社ケイガンズ(Kagin's)は金貨の価値を1000万ドル(約10億円)と推定している。
ケイガンズのドン・ケイガン(Don Kagin)氏によると、販売は27日夜に始まり、最初の1時間で100万ドル(約1億円)以上を売り上げた。コインは米インターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)とケイガンズのウェブサイトで販売され、初日の売り上げは400万ドル(約4億円)近くに達したという。
最初に販売された1874年の20ドルコインは、1万5000ドル(約150万円)で売却され、その収益はサンフランシスコ造幣局(San Francisco Mint)の修復基金に寄付された。
ケイガン氏によると、最初の24時間でコインの半分以上が売却されたという。
■犬の散歩で発見した「サドルリッジ埋蔵金」
「サドルリッジ埋蔵金(Saddle Ridge Hoard)」は、19世紀ゴールドラッシュ時代の埋蔵物が多く見つかっているカリフォルニア州北部にあるカップルの所有地で発見された。
カップルのジョンとメアリーさんは、日課の犬の散歩中に埋蔵金貨を発見したという。
金貨発見当時、「このようなものを発見することは想像していなかった。でも、おかしな話ですが、これのためにずっと準備してきたような気もします」とメアリーさんは語っていた。
ジョンとメアリーさんの身元については公表されていない。(c)AFP