英バンド「クイーン」、新作で故F・マーキュリーの歌声復活
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【5月28日 AFP】英ロックバンドのクイーン(Queen)が、元ボーカル故フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の歌声をフィーチャーした新曲を年内にリリースする。ギタリストのブライアン・メイ(Brian May、66)が、このほど明らかにした。
ブライアン・メイは英BBCラジオに対し、楽曲は1980年代に録音された素材を使ったもので、コンピレーションアルバムに収録する予定と語った。
フレディ・マーキュリーは1991年、後天性免疫不全症候群(エイズ、AIDS)関連疾患の肺炎で死去した。その4年後、クイーンは、カリスマ的存在だったフレディ・マーキュリーが残したボーカルトラックを編集し、フレディ・マーキュリーをフィーチャーした最後のスタジオアルバム「メイド・イン・ヘヴン(Made In Heaven)」をリリースした。
だがブライアン・メイによると、さらに保管室に眠っていたテープが見つかったという。
「フレディが歌い、全員で演奏しているトラックを複数発見した。これらはかなり美しいものだった。年内にはみんなもこの作品を耳にすることができるはずだ」とブライアン・メイは語った。
「これはコンピレーションアルバムで『クイーン・フォーエバー(Queen Forever)』と名付けられる予定だ。アルバムには、これまで誰も聴いたことのない新たな曲を収録する。みんな楽しんでくれると思っているよ」
楽曲は、まだ壮大な「クイーンサウンド」に仕上がっていないというが、ドラムスのロジャー・テイラー(Roger Taylor)とともに現在、手を加えているという。
「(未発表録音の)大半は全盛期の80年代のころのものなので、かなりエモーショナルだ。壮大なバラード曲、そしてかなりの大作サウンドだ」(ブライアン・メイ)
ブライアン・メイは他にも、1983年にフレディ・マーキュリーが故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)と録音したトラックの作業もしているという。(c)AFP