【5月27日 AFP】オーストラリア・シドニー(Sydney)で3週間前に誕生した、1つの体を共有し、2つの脳と顔がある結合双生児、ホープ(希望)ちゃんとフェイス(信念)ちゃんが27日までに死亡した。

 地元テレビ局の報道によると、予定日より約6週間早い今月8日に緊急帝王切開で生まれた2人は、両親のレネイ・ヤング(Renee Young)さんとサイモン・ハウィー(Simon Howie)さん夫婦に看取られて亡くなった。珍しい「二顔体」として誕生した2人は、シドニー市内のウェストミード小児病院(Westmead Children's Hospital)に入院していた。

 7人の子どもがいるヤングさんとハウィーさん夫婦は、双生児の生存が懸念されることは分かっていたが、中絶はできなかったと述べていた。

 豪女性誌ウーマンズ・デー(Woman's Day)によると、二顔体の双生児の誕生はこれまで世界で35例しか確認されておらず、いずれも生存はしていない。(c)AFP