考古学の課外活動で7000年前のミイラを発見、チリ
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【5月27日 AFP】チリ北部で24日、考古学のワークショップに参加していた特別支援学級の生徒たちが7000年前のミイラを偶然発見した。地元メディアが26日、報じた。
日刊紙ラ・テルセラ(La Tercera)によると、ミイラが発見されたのは、同国アリカ・パリナコタ(Arica and Parinacota)州の州都アリカ(Arica)近くにある発掘現場。考古学のワークショップに参加していた地元の生徒たちが、掘削作業を行っていたところ、生徒の1人が偶然、犬のふんの下に奇妙な形の物体があるのを見つけたことがきっかけになったという。
報道によると、4月に周辺地域で発生したマグニチュード(M)8.2の強い地震によって、地中に埋まっていた古代の埋葬物が地面に押し出されたとみられるという。
ミイラについては、チンチョロ(Chinchorro)文化のものであるとされ、一部関係者からは、この地域を保護区に指定すべきとの声が上がっている。(c)AFP