クリンスマン監督、息子のドノバン侮辱ツイートを謝罪
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【5月25日 AFP】サッカー米国代表のユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)監督は24日、17歳の息子がW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場する同国代表メンバーから落選したランドン・ドノバン(Landon Donovan)を侮辱するメッセージをツイッター(Twitter)に投稿したことについて謝罪した。
クリンスマン監督はこの日、スタンフォード大学(Stanford University)で記者会見を開き、「とても残念だ。息子にはすぐに電話した」と語った。
「すぐに自分のしでかしたことを理解したようだ。ちょうど学校から帰宅したところで、クラスメートと冗談を言い合っていたそうだ」
「その後、ツイッターで大きく取り上げられたが、息子は自分にフォロワーがいるという事実にまで考えが及ばなかった」
米国代表の歴代最多得点記録を持つ32歳のドノバンは、4度目のW杯出場に意欲を見せていたが、クリンスマン監督が23日に発表したメンバーのなかにドノバンの名前はなかった。
するとクリンスマン監督の息子で、GKとしてU-18米国代表にも選出されているジョナサン・クリンスマン(Jonathan Klinsmann)は、ドノバン落選のニュースを知った感想をツイッターに書き込んだ。
「ハハハハハハ、ドナバン(原文DONAVAN)、ハハハハハハ、携帯でみてはじめて知ったよ」
そしてこの投稿からしばらくしたあと、ヨナタンのアカウントは削除された。
父親のクリンスマン監督は、息子はドノバンのロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)のユニホームを部屋に飾るほどのファンだと明かし、本人に謝る必要があると語った。
「心から謝罪しなければならない。著しく敬意を欠いた行動だったし、ソーシャルメディアに対するこれ以上ない教訓になったと思う」
W杯でガーナ、ドイツ、ポルトガルと同じグループGに入っている米国は、6月16日のチーム初戦で、ガーナとナタル(Natal)で対戦する。(c)AFP