米住宅長官にカストロ氏を指名、ヒスパニック系の「希望の星」
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【5月24日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は23日、ヒスパニック系の民主党員で将来の米政界のスターともいわれるフリアン・カストロ(Julian Castro)氏(39)を住宅都市開発長官に指名すると発表した。
テキサス(Texas)州サンアントニオ(San Antonio)市長のカストロ氏にとって、首都ワシントン(Washington D.C.)で閣僚としての経験を積むことは、州の政界での活躍を目指すにも、将来の大統領選で副大統領候補に選出された場合にも有益だといえる。
カストロ市長は、一卵性双生児の兄弟ホアキン・カストロ(Joaquin Castro)下院議員とともに、民主党の将来にとって期待の星とされている。
米大統領選でヒスパニック系の有権者から共和党よりも高い支持を集めてきた民主党は、次期大統領選に向けてさらに優位を拡大したい考えで、カストロ兄弟への注目度を高めることに力を入れている。
上院の承認を得れば、カストロ市長はショーン・ドノバン(Shaun Donovan)現住宅都市開発長官の後任となる。ドノバン氏は、行政管理予算局(Office of Management and Budget、OMB)の長官に指名されている。
フリアン氏は2012年の民主党大会(Democratic National Convention)でヒスパニック系としては初めて基調演説を行い、一気に全米での知名度を上げた。(c)AFP