【5月23日 AFP】カナダ出身の女優パメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)さんが先週末、子ども時代に性的虐待やレイプの被害に遭っていたことを告白した。これを受けてカナダ連邦警察は22日、捜査開始を視野にアンダーソンさんから詳しく事情を聞く方針を明らかにした。

 アンダーソンさんは16日、第67回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)開催中のフランス・カンヌ(Cannes)で、動物愛護・環境保護目的「パメラ・アンダーソン基金(Pamela Anderson Foundation)」設立を発表。その記者会見の席で、カナダ西部バンクーバー島(Vancouver Island)で過ごした6歳から10代にかけてベビーシッターや恋人などから性的虐待を受けていたことを明かした。

「私の子ども時代は楽なものではありませんでした」と告白したアンダーソンさんは、人間不信に陥ったことや、癒やしを求めて動物たちに囲まれるようになった体験を語った。

「両親は愛情に満ちていましたが、6歳から10歳まで女性ベビーシッターに性的ないたずらをされました」

「それから、友人のボーイフレンドの家に遊びに行ったとき、友人が用事で席を外した隙に、そのボーイフレンドの兄が私にバックギャモンを教えてくれることになったのですが、それは背中のマッサージに発展して、やがてレイプになりました。これが私にとって異性との初体験です。彼は25歳で、私は12歳でした」

 また、10代半ばになると「9年生のときにできた初めてのボーイフレンドが、友人6人と一緒に私を集団レイプしたら面白いだろうなと考えた」という。

 カナダ連邦警察のダレン・ラガン(Darren Lagan)氏はAFPの取材に「アンダーソンさんの最近の発言を(警察当局は)把握している」「告白の内容を重視し、捜査官がアンダーソンさんから直接話を聞くため連絡を取っている」と述べた。(c)AFP