【5月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のデビッド・モイーズ(David Moyes)元監督が22日、ワインバーで男性に暴行をはたらいた容疑で、警察から事情聴取を受けていたことが明らかになった。

 事件の発端は21日、イングランド北西部のランカシャー(Lancashire)州クリザロー(Clitheroe)で、51歳のモイーズ氏と23歳の男性の間にトラブルが発生したとされている。

 警察側は、「21日の午後10時ごろ、警察官がバーに駆けつけた。地元の23歳の男性が、51歳の男性から暴行を受けたという通報があったためだ。男性は病院での手当てを必要としていなかった」と明かしている。

「何が起きたのかを正確に把握するため、多方面から検証する必要がある。現段階で、逮捕者は出ていない」

 地元紙クリザロー・アドバタイザー・アンド・タイムズ(Clitheroe Advertiser and Times)によれば、モイーズ氏が友人とバーでグラスを傾けていたところ「小競り合いらしきもの」が発生した伝えている。

 モイーズ氏は来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)出場権を逃すなど、ユナイテッドで不本意な10か月を過ごし、4月に指揮官を解任された。

 モイーズ氏はこの日、ニール・レノン(Neil Lennon)監督が退任したスコットランド・プレミアリーグ王者セルティック(Celtic)の新指揮官候補に名前が挙がったばかりだった。モイーズ氏は現役時代、セルティックのDFとしてプレーしていた。(c)AFP