北朝鮮、黄海の韓国艦付近に砲撃
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【5月22日 AFP】韓国国防省は22日、黄海(Yellow Sea)上の軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)の韓国側海域で哨戒中だった韓国軍の艦艇付近に北朝鮮が砲撃を加えたと発表した。
同省報道官はAFPの取材に、「(北朝鮮の)砲弾は、領海内で通常の哨戒任務に当たっていたわが国の艦艇のそばに着水したが、同艦に被害はなかった」と語った。北朝鮮側が砲撃を開始したのは同日午後6時(日本時間同)ごろ。韓国艦からも北朝鮮領海に向け何度か応射したという。
当時、韓国艦艇が航行していたのは南北境界に近い延坪島(Yeonpyeong Island)付近で、島民には民間シェルターへの避難勧告が出されたという。
2日前の20日には、北方限界線を越えて韓国側海域に侵入した北朝鮮の警備艇3隻に対し韓国海軍が警告射撃を行っている。さらに、これを受けて北朝鮮は翌21日、韓国艦艇が北方限界線を「わずかでも」侵犯すれば攻撃すると警告していた。(c)AFP