【5月22日 AFP】パキスタン軍は21日、アフガニスタン国境近くにある北ワジリスタン(North Waziristan)部族地域のイスラム武装勢力拠点を空爆し、少なくとも60人を殺害した。またその後に地上で起きた戦闘により、武装勢力11人と治安部隊の4人が死亡した。当局が発表した。

 同国では2月、パキスタン政府とイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」の和平協議が始まったが、これまでに進展はほとんどなく、今回の衝突は協議への新たな打撃となった。

 政府軍によると、21日の作戦は国内各地で最近発生した爆弾攻撃や自爆攻撃に関連している。爆撃では、弾薬を隠した「巨大な貯蔵所」も破壊されたという。(c)AFP