【5月21日 AFP】ニュージーランドで、大麻が入ったプラスチックの袋を飼い主に届けた猫が、警察に褒めたたえられている。

 同国南島(South Island)のダニーディン(Dunedin)で18日夜、飼い猫がドアの前に置いていった小さなプラスチック袋の中身を飼い主が調べたところ、薬物らしきものが入っていたため警察に届け出た。

 警察によると、中には末端価格は150NZドル(約1万3000円)相当の大麻5グラムが入っていた。

 リース・ムンロー(Reece Munro)巡査は地元紙オタゴ・デーリー・タイムズ(Otago Daily Times)に「猫が小鳥やネズミの死骸を持って帰る話はよく聞くが、こんなのは初めての例だ。最近は誰が正直者なのか、分からないものだね」と語った。

 ムンロー巡査によると、まだこの大麻の所有者は見つかっておらず、プラスチック袋に指紋が残っていないか調べるという。さらに巡査は、薬物を検知するよう訓練された警察犬はいるが、今後は猫も同様に訓練すれば、警察の麻薬撲滅対策における新兵器となりうるのではないかと語った。(c)AFP