「銃は家に置いてきて」 米ファストフード企業が異例の声明
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【5月21日 AFP】メキシコ料理のブリトーを提供する米ファストフードチェーン、チポトレ(Chipotle)は20日、同チェーンの店舗で先週末にアサルト(攻撃用)ライフルを所持した人が来店したことを受け、今後は銃を携帯しての入店を控えるよう呼び掛けた。ファストフード店としては異例の発表だ。
チポトレは声明で、テキサス(Texas)州で「オープン・キャリー」(他人の目に触れる形で銃を携帯する権利を主張する活動)のデモに参加した人々が、軍用ライフルなどの銃を店内に持ち込んだことで「来店客の多くに恐怖や不安をもたらし得る環境を生み出した」として、今回の呼び掛けを決定したと説明している。
先週末、同州ダラス(Dallas)近くのチポトレに銃を所持した人々が来店した際の様子を捉えた写真が公開されたことを受け、銃所持に反対する活動家らは、「#BurritosNotBullets(弾丸でなくブリトー)」と題した活動を開始していた。
この活動を支援する銃規制推進団体マムズ・デマンド・アクション・フォー・ガン・センス・イン・アメリカ(Moms Demand Action for Gun Sense in America)はツイッター(Twitter)で勝利を宣言。耳を傾けたチポトレに謝意を表明した。(c)AFP