【5月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)の持ち株会社、シティ・フットボール・グループ(City Football GroupCFG)が、Jリーグ1部(J1)の横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)の株式を一部取得し、海外企業として初めてJリーグクラブへの大規模投資を行った。20日、日産自動車(Nissan Motor)とマリノスが発表した。

 マリノスの筆頭株主である日産自動車は声明で、今回のパートナーシップ提携は「横浜F・マリノスと日本の才能あるサッカー選手にとってグローバルな新しい機会となるもの」だと述べた。

 取引の条件については明らかになっていない。

 声明によれば、このパートナーシップによって、過去にJ1を3度制しているマリノスは「CFGのトレーニング方式、メディカルケア、スポーツサイエンス、チームマネジメント、コーチングのノウハウを利用」できるようになる。

 CFGはすでに、今季のプレミアリーグを制したマンチェスター・シティ、オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ハート(Melbourne Heart)、米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)などの株主として世界規模のネットワークを作っている。

 日産のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「今回のパートナーシップは、横浜F・マリノス、そのホームタウン、さらに日本のサッカーの成長に貢献するものとなるでしょう」と述べている。(c)AFP