モスクワ郊外で列車同士が衝突、6人死亡 数十人けが
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【5月20日 AFP】(一部更新)ロシアの首都モスクワ(Moscow)南郊で20日、貨物列車の一部車両が脱線して旅客列車と衝突し、当局によると6人が死亡、数十人が負傷した。
ロシア保健省によると、子ども1人を含む17人が重傷を負った。
同省の職員が地元テレビ局に語ったところによると、事故は午後0時半(日本時間同5時半)ごろ、モスクワから南西に80キロほど離れたナロ・フォミンスク(Naro-Fominsk)とベカソボ(Bekasovo)の町の間で発生。旅客列車はモスクワから隣国モルドバの首都キシニョフ(Chisinau)に向かっていた。
当局によると死者のうち5人は現場で死亡、残る1人は搬送先の病院で死亡。保健省の20日夜の発表によると、合計で25人が病院に搬送された。また緊急事態省によると、旅客列車には約400人の乗客がいた。
モルドバ政府によると、死者のうちの4人と病院に搬送された負傷者のうち13人がモルドバ人と確認された。旧ソ連の構成国で経済的に立ち後れているモルドバにはロシア語話者が多く、多くのモルドバ人がロシアで働いている。(c)AFP