【5月19日 AFP】スイスで18日、世界最高水準にあたる時給2500円の法定最低賃金の導入の是非を問う国民投票が実施され、反対が多数を占めて否決された。

 実現すれば、多くの国の中間管理職の賃金を上回るともされた「世界最高の最低賃金」は76.3%の反対によって退けられた。

 世界で最も物価の高い国の一つであるスイスで生活を維持していくためには「まっとうな賃金」として、少なくとも時給22スイスフラン(約2500円)、または月給4000スイスフラン(約46万円)が必要だと主張した労働組合や支持者らの提案は、投票した人の大半に拒否された。(c)AFP/Nina LARSON