【5月19日 AFP】シリア当局は18日、首都ダマスカス(Damascus)近郊で起きた戦闘でフセイン・イサク(Hussein Isaac)将軍が死亡したと発表した。

 イサク将軍は、同市の南東にある激戦地で、空軍本部が設置されているムレイハ(Mleiha)地区の戦闘で受けた傷が原因で死亡。3年に及ぶシリア内戦で死亡が発表された数少ない将官の1人となった。

 レバノンのイスラム教シーア(Shiite)派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)の支援を受けるシリア軍はここ1か月以上にわたり、反体制派の戦略的要塞となっているムレイハ地区の奪還を試み、包囲や爆撃を続けている。

 反体制派が掌握する地域が陸軍と空軍による砲撃や空爆を日常的に受ける一方で、ダマスカスや北部アレッポ(Aleppo)を中心とした政府掌握地域では、反体制派による攻撃が増加している。(c)AFP