【5月16日 AFP】バングラデシュ中部で悪天候のなかを航行していた連絡船が大波を受けて沈没した事故で、16日までに確認された死者は26人に上った。現在もダイバーらによる不明者の捜索が続けられており、犠牲者の数はさらに増えるとみられる。

 事故は15日午後、首都ダッカ(Dhaka)の南方50キロのムンシゴンジ(Munshiganj)県を流れるメグナ(Meghna)川で起きた。

 生存者らは、天候が悪化したために船を近くの岸に避難させるよう要請する乗客らの声を無視したとして船長を非難している。

 連絡船が定員を超える乗客を乗せていた可能性を含め、沈没した原因の究明に捜査が開始された。事故当時、連絡船には約200人が乗っていたとみられている。

 バングラデシュでは船の沈没事故が後を絶たない。定員を大幅に超える乗船者数や安全性の低い船の設計、不十分な保守管理などが原因だ。(c)AFP/Kamrul Hasan Khan