ナダルがマレーを破り準決勝進出、イタリア国際
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【5月17日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2014)は16日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が1-6、6-3、7-5で第7シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を破り、準決勝に進出した。
世界ランク1位のナダルはマレーから逆転勝利を収め、大会連覇の可能性を残した。
マレーはナダルと対戦した過去18試合で5勝しか挙げていないが、ナダルの棄権により不戦勝となったソニー・エリクソン・オープン2012(Sony Ericsson Open 2012)を含め、最後に対戦した2試合で勝利を収めており、自信を持って試合に臨んでいた。
腰の手術による長期欠場から復帰したばかりで、シーズン序盤は調子が上がらなかったマレーだが、この日は攻撃的な姿勢をみせ、25日に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2014)に向けて好調ぶりを示した。
マレーは第1セットを6-1で制したものの、クレーコートを得意とするナダルは第2セットに本来の調子を取り戻し、すぐさまセットカウントをタイに戻した。
迎えた第3セット、ナダルが第1ゲームをブレークして先行したが、マレーは直後の第2ゲームでブレークバックに成功して勢いに乗ると、続くサービスゲームをキープし、世界ランク1位のナダルから2-1とリードを奪った。
そしてそれぞれがゲームをキープし、マレーが3-2とリードして迎えた第6ゲーム、マレーは3度目のブレークポイントを制し、リードを4-2まで広げた。
敗退の危機を感じたナダルはブレークバックすると、続けてサービスゲームをキープし、ゲームカウント4-4の同点に追いついた。
両者ともにサービスゲームをキープして迎えた第11ゲーム、ナダルはこのセット3度目のブレークに成功して6-5でリードを奪うと、最後はマレーのリターンが決まらず、勝利を収めた。
ナダルは17日に行われる準決勝で、第12シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。(c)AFP/Justin DAVIS