【5月18日 AFP】13-14スペイン1部リーグは17日、最終第38節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は優勝を争うFCバルセロナ(FC Barcelona)と1-1の引き分けに持ち込み、18年ぶり10度目となるリーグ制覇を果たした。

 前半33分にバルセロナがアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)の強烈な一撃で先制したものの、アトレティコは後半4分にディエゴ・ゴディン(Diego Godin)のヘディングシュートで追いついた。この勝ち点1でアトレティコは、ここ10シーズンではバルセロナとレアル・マドリード(Real Madrid)以外では初めてリーグ優勝を飾った。

 この結果、バルセロナとレアルは勝ち点87で並んだが、直接対決の結果バルセロナが2位となった。アトレティコは両チームに勝ち点3差をつけた。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「言い表せないくらいの幸せだ。選手たち、そしてわれわれを常に信じてくれた人たちにお礼を言いたい」とコメントした。

「ハードワークに代わるものはない。チームはそれを理解し、それを果たした。今日はアトレティコ・マドリードの歴史上でも重要な一日だ」

 一方、得点を挙げたゴディンは、追いかける展開で迎えたハーフタイムにシメオネ監督が選手たちに信念を注入したと明かした。

 仏テレビ局のカナル・プリュス(Canal Plus)に対しゴディンは、「一年通して戦い続け、素晴らしい仕事を成し遂げた。監督はハーフタイムに1点を取るぞと言った。最終的には、サッカーは僕らに公平だった」とコメントした。

 一方、バルセロナは6シーズンぶりに主要タイトルを逃し、失望のシーズンを終えた。

 この日主将を務めたバルセロナのアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)は、「アトレティコにおめでとう。彼らは王者にふさわしい。最終節までチャンスはあったけれど、彼らの方が上回っていたし、何も言うことはない。最後の試合でリーグ優勝を逃し、苦しい」とコメントした。(c)AFP/Kieran CANNING