フィリピン南部、汚染水で8人死亡 約500人が体調不良
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【5月15日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島のアラマダ(Alamada)で、下痢などの症状で8人が死亡、500人近くが病院で治療を受けていると保健当局が14日、明らかにした。汚染水が原因とみられ、現在、コレラなどの感染症の可能性について調査中だという。
フィリピン政府の感染症対策の担当者はAFPの取材に、死者のほとんどは子どもたちで下痢を起こしていたと語った。アラマダの住民は川の水を生活に利用しており、その水が原因とみられるという。死因についてはコレラか別の感染症なのかを検査中で、結果は週末までに判明する見通し。
死亡した8人はアラマダの人々で、他に496人が体調を崩し、このうち144人が地元の病院に入院中だという。
アラマダは、首都マニラ(Manila)の南東897キロに位置する、人口約5万7000人の農村。(c)AFP