中央アフリカで仏報道写真家が死亡、待ち伏せ攻撃か
このニュースをシェア
【5月14日 AFP】フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は13日、中央アフリカ共和国で続く紛争を取材中だったフランス人報道写真家が死亡したと発表した。何者かの待ち伏せ攻撃で殺害されたとみられるという。
オランド大統領は、訪問先のグルジア首都トビリシ(Tbilisi)で開いた記者会見で、死亡したカミーユ・ルパージュ(Camille Lepage)さん(26)について、「写真を撮り、仕事をしていたところに、待ち伏せ攻撃に遭ったことは疑いがない」と述べた。
大統領府の声明によれば、パージュさんの遺体は、同国西部ブワル(Bouar)でパトロール中だった国連(UN)平和維持部隊のフランス兵らが、キリスト教系民兵組織「反バラカ(anti-balaka)」のメンバーが運転する車を調べた際に発見された。
匿名の仏軍関係筋によると、ルパージュさんは11日、反バラカの民兵を取材中に待ち伏せに遭い、銃撃によって死亡。遺体は同じく死亡した民兵らの遺体と共に、反バラカのメンバーらによって運ばれた。事件の詳しい状況については現在、調査が行われているという。
パリに拠点を置く映像制作会社ハンス・リュカス(Hans Lucas)のホームページによると、ルパージュさんは同社から請け負った仕事のため、中央アフリカを取材していた。(c)AFP