集団拉致された少女たちの映像か、イスラム過激派が公開
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【5月12日 AFP】ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は12日、同国北東部ボルノ(Borno)州の学校から拉致したとする少女たちが写っている映像を新たに公開した。
AFPが入手した17分間のビデオには、イスラム教徒の女性が用いる「ヒジャブ」というスカーフをし、祈りを捧げる少女たちの姿が写っている。ビデオの中でボコ・ハラムの指導者、アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者は、約130人の少女がおりイスラム教へ改宗したと述べ、また投獄されているボコ・ハラムの戦闘員が全員釈放されるまで、少女たちも解放しないと語っている。地方部とみられる撮影場所については触れていない。
キリスト教徒の巨大なコミュニティーがあるボルノ州チボク(Chibok)地区の学校からは、4月14日に276人の少女たちが拉致された。うち223人は現在も行方不明となっている。(c)AFP