ナダル、世界トップ10入りした錦織の弱点は「身体的なもろさ」
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【5月12日 AFP】男子テニス世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、飛ぶ鳥を落とす勢いで世界ランクトップ10入りを果たした錦織圭(Kei Nishikori)について、身体的なもろさが障害になっているとの見解を示した。
腰痛の治療を受けながらマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2014)に出場していた錦織は、11日に行われた男子シングルス決勝で再び症状を悪化させ、途中棄権を余儀なくされると、ナダルが2-6、6-4、3-0で優勝を飾った。
一時は6-2、4-2でリードしていた24歳の錦織だが、その挑戦は崩れ去った。
ナダルは、「ケイは数年前から多くの事が約束されてきたし、まだ若い。だけど、これまでいくつものけがを抱えている。故障に見舞われると、すべてが本当に複雑なものになってしまう」とコメントした。
「彼が最高レベルの仲間入りをすることは確信している。今のレベルを維持してプレーしていれば、そこにたどり着ける選手の1人であることは明らかだ」
「だけど世界1位になるためには、シーズンを通して常に高い能力を発揮し、あらゆるコートで勝てることを示す必要がある」
12日に発表される最新の世界ランクで9位に浮上した錦織は、現役時代に全仏オープン制覇の実績を持つマイケル・チャン(Michael Chang、米国)氏をコーチとして迎えており、その師弟関係は、クレーコートで行われたバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)でのタイトル獲得という結果を出している。