ヒラリー氏、米大統領選への出馬宣言も近い?
このニュースをシェア
【5月12日 AFP】2016年米大統領選への出馬が噂されるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton、66)氏の動きが活発だ。今年1月以来、全米各地を飛び回り、公の場に姿を現したのは少なくとも35回。大統領選で争点になりそうなテーマを試しているようにみえる。
過去5週間だけでも、ラスベガス(Las Vegas)で行われた米国再生資源協会(Institute of Scrap Recycling Industries、ISRI)の会合で演説し、ニューヨーク(New York)で行われた世界女性サミット(Women in the World Summit)でクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)国際通貨基金(IMF)専務理事と懇談し、ロシアのプーチン政権を批判する女性パンクバンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」と一緒に写真を撮影し、と大忙しだ。
1993~2001年は米国のファーストレディーとして活動し、2001~09年には米上院議員、09~13年には第1次オバマ政権の国務長官を務めたヒラリー氏は、全米を駆け回りながら、自らのキャリアを振り返り語っているが、その語り口は熟慮されている。強い愛国心を打ち出しつつ、ジェンダーの公平や社会的平等の実現に努める国際的な女性としてもアピールする。
つまり、ヒラリー氏は自身2度目となる米大統領選への出馬を視野に入れながら、非公式の政治活動を全米で展開しているのだ。