【5月10日 AFP】「四次元ポケット」と「どこでもドア」を駆使する未来から来たネコ型ロボットといえば知らない人はいない国民的アニメ「ドラえもん」が今年、全米テレビデビューを果たす。関係者が9日、明らかにした。

 ドラえもんの一部の著作権を持つテレビ朝日（TV Asahi）の広報担当者によると、同局が米メディア大手ディズニー（Disney）と契約を結び、英語吹き替え版での放送が決まったという。

 ドラえもんは日本で長年愛されているだけでなく、アジア中で子どもたちを魅了してきたが、英語版が制作され米市場に乗り出すのはこれが初めてだという。

 ディズニーは、米視聴者に違和感のないよう、ストーリーをはじめ、登場人物やドラえもんが使う道具の名前を変更した上で、26話を放送するとしている。

 漫画家の藤子・F・不二雄（Fujiko F Fujio）氏が生み出したドラえもんが初めて漫画に登場したのは1969年。その後テレビ・映画でも成功を収め、現在でも世代を超えて誰もが知っている存在として人気を集めている。(c)AFP