【5月9日 AFP】1980年に解散した英ロックバンド、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のリードボーカルだったロバート・プラント(Robert Plant)が7日、米誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)のインタビューで、グループ再結成についての話を一笑に付し、他のベテランロックバンドが単なる金もうけの手段として再結成に走っている現状を批判した。

 プラントは2007年にロンドン(London)で元メンバーと1回限りの復活コンサートを開催したが、再結成については明確に拒否する姿勢を長い間堅持しており、ギターのジミー・ペイジ(Jimmy Page)、ベースのジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)からの再結成の提案も拒絶してきた。

 6月に発売される初期3アルバムのリマスター版のプロモーションのためロンドンで行われた今回のインタビューに対し、プラントは率直な物言いで答え、「またお決まりのくそみたいな話かよ」と語った。

 他のベテランロックミュージシャンがコンサートツアーで巨額の利益を手にしていることが誘惑とならないかとの質問に対し、ブラントは「そいつらの幸運を願うよ」と答え、名指しはせずに「本当にワクワクした素晴らしい初老時代を過ごしていてくれればいいと思うよ。なぜかそうだとは思えないがね」と語った。(c)AFP