シリア反体制派、アレッポ旧市街のホテルをトンネル爆弾で爆破
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【5月9日 AFP】シリア北部アレッポ(Aleppo)で8日、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産に登録されている旧市街にある高級ホテルを、反体制派が地下トンネルを使って爆破した。このホテルは政府軍の拠点として使われていた。
爆破されたのは、2011年3月のシリア内戦勃発の直前に19世紀の病院跡を改装してオープンしたカールトン・シタデル・ホテル(Carlton Citadel Hotel)。国営テレビによると、ホテルは爆発によって完全に崩壊し、近隣の歴史的な建物も複数が破壊されたという。
国営テレビは死傷者の数を伝えていないが、非政府組織(NGO)のシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は、ホテルを占拠していた政府軍の兵士に死傷者が出たと発表している。同NGOによれば、反体制派が地下に掘ったトンネル内で爆発物を起爆させたという。(c)AFP