【5月9日 AFP】トルコ・イスタンブール(Istanbul)で、泥棒に入った住宅が障害のある女性のものだと知った窃盗団が、自分たちの行為を悔い改め、盗んだ品々を女性に返還した。地元メディアが8日、報じた。

 匿名で書かれたメモには「私たちは泥棒だが、良心は持っています。本当にごめんなさい。あなたが障害者だとは知らなかった。どうかお許しください」と書かれていた。

 窃盗団は先月、同市のアジア側にあるマルテペ(Maltepe)地区に住む50代の公務員女性のアパートに侵入し、コンピューターとカメラ、ビデオ録画機を盗み出していた。

 女性は地元紙サバハ(Sabah)に対し、警察からは長い間連絡がなかったため、盗まれた品々は戻ってこないだろうと思っていたが、今月4日夜、玄関先に自分のコンピューターとカメラが置かれているのを見つけて驚いたと語っている。

「ビデオ録画機はまだ戻ってきていない。すぐ返してくれるといいのだけれど」と女性は語った。(c)AFP