【5月9日 AFP】メキシコで8日、マグニチュード(M)6.4の強い地震が発生した。震源となった南部では橋が倒壊し、首都メキシコ市(Mexico City)では揺れる建物から市民が路上に逃げ出す様子が見られた。

 同市では、市民らが自宅や勤務先の建物から無事避難したため、大きな被害や負傷者は報告されていない。一方、南部ゲレロ(Guerrero)州の公共安全機関がツイッター(Twitter)に掲載した写真によると、震源地に近い同州のテクパン・デ・ガレアナ(Tecpan de Galeana)で、道路橋の一部が倒壊した。

 同州当局は現在、州内でのインフラ被害の状況を調べている。州都チルパンシンゴ(Chilpancingo)では、被害の報告は入っていない。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、震源はテクパン・デ・ガレアナの北15キロ、メキシコ市からは南西277キロの地点で、震源の深さは約23キロだった。USGSは当初地震の規模をM6.8と発表したが、後にM6.4に下方修正した。(c)AFP