【5月8日 AFP】ナイジェリアで少女200人以上がイスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」に拉致された事件を受け、米国や中国をはじめ世界各国が捜索への協力に名乗りを上げている。

 少女の集団拉致に対し世界中で怒りの声が高まる中、米国とフランスは専門家チームのナイジェリア派遣を表明。英国も、偵察衛星を展開して捜索に協力することに同意した。

 また、ナイジェリアの首都アブジャ(Abuja)で7日に開幕した世界経済フォーラム(World Economic ForumWEF)のアフリカ会合に先立ち、中国の李克強(Li Keqiang)首相と会談したグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領によると、李首相は「自国の衛星や情報サービスを通じて入手したあらゆる有用な情報」の提供を約束したという。

 ナイジェリアの警察は7日、少女たちの救出につながる情報の提供者に30万ドル(約3060万円)の報奨金を支払うと表明している。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR