【5月7日 AFP】中国の電子商取引大手アリババ(阿里巴巴、Alibaba)は6日、米証券取引委員会(US Securities and Exchange CommissionSEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。上場規模は史上最大級となる見込みだ。

 米インターネット小売大手アマゾン(Amazon)や同競売大手イーベイ(eBay)の中国版と称されるアリババは、申請書で調達額を10億ドル(約1014億円)としているが、今後大きく引き上げられる可能性が高い。

 アナリストらは、調達額は15億ドル(約1522億円)前後に達するとみており、その場合には米SNS大手フェイスブック(Facebook)の2012年の上場以来、IT業界では最大となる。申請書では上場取引所は特定していない。

 今回の申請はアリババが世界に事業を拡大する動きの一環。同社は中国で最も人気のあるネットオークション・サイト「淘宝(タオバオ、Taobao)」を運営している。出品点数8億点を誇るタオバオは5億人以上のユーザーを擁し、同国の消費者間電子商取引の90%以上を占めている。(c)AFP