女子生徒の集団拉致、「ボコ・ハラム」が犯行声明 ナイジェリア
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【5月5日 AFP】ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州の学校から100人以上の女子生徒が拉致された事件について5日、イスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が犯行声明を発表した。
AFPが入手した長さ57分の映像の中で、ボコ・ハラムの指導者であるアブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者は「私がおまえたちの少女を誘拐した」と述べ、同州チボク(Chibok)地区にある学校から3週間前に拉致された女子生徒276人について言及した。
同容疑者は、少女たちを拉致した理由について西洋的な教育を止めさせるためだと述べた。さらに、少女たちを「奴隷」として拘束しており「9歳や12歳で」花嫁として売り飛ばすつもりだと語った。
州警察の2日の発表によると、少女たちのうち53人は脱出に成功したが、223人が依然拘束されている。
チボク地区の指導者たちからは、少女たちが国境を越えたチャドやカメルーンで、花嫁として1人2000ナイラ(約1200円)で売られているとの未確認情報が寄せられている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR