【5月4日 AFP】ケニアの港湾都市モンバサ(Mombasa)で3日、2か所で手りゅう弾や爆発物を使った攻撃が発生し、少なくとも3人が死亡、複数人が負傷した。政府当局が発表した。

 攻撃現場は、市中心部のMwembe Tayari地区と、同市Nyali地区にある有名な海辺のホテル「リーフ・ホテル(Reef Hotel)」近辺。

 ケニア内務省の発表によると、Mwembe Tayari地区では、首都ナイロビ(Nairobi)から到着したばかりの混雑したバスの中に1つあるいは複数の手りゅう弾が投げ込まれ、3人が死亡し約15人が負傷した。

 また、リーフ・ホテルのゲート付近でも簡易爆発物(IED)が爆発したが、死傷者は報告されていないという。同ホテルの管理課も、従業員や宿泊客は全員無事だと話している。

 これまでのところ犯行声明は出されていない。ただモンバサは、ソマリアのイスラム過激派組織で国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりのある「アルシャバーブ(Shebab)」や地元のイスラム武装勢力による攻撃の可能性があるとして、厳重な警戒態勢が敷かれていた。(c)AFP