【5月2日 AFP】ナイジェリアの首都アブジャ(Abuja)近郊のバスターミナルで1日夜、自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも16人が死亡した。このターミナルでは先月14日にも爆破事件があり、アブジャで起きた攻撃としては最も多い75人が死亡していた。

 国家危機管理当局によると、爆発は1日午後8時(日本時間2日午前4時)ごろ、アブジャ中心部からわずか数キロにあるニャニャ(Nyanya)のバスターミナルで発生した。現場は先月の爆破事件が起きた場所から50メートルしか離れていなかったという。現場には救急隊が駆け付け負傷者の救助に当たったが、夜間の照明がほとんどない場所のため作業は難航した。

 1日の爆発に犯行声明は出されていないが、同国で5年にわたる武力闘争を続け数千人を殺害し、先月14日の爆破事件でも犯行声明を出しているイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の犯行ではないかと疑われている。(c)AFP/Ola Awoniyi