【4月30日 AFP】国連のナバネセム・ピレイ(Navanethem Pillay)人権高等弁務官は30日、南スーダンの首都ジュバ(Juba)で記者会見し、南スーダンで4か月にわたって続く内戦で、9000人以上の子どもたちが政府軍と反乱軍双方に動員されていると発表した。

 ピレイ氏は記者団に対し、「9000人以上の子どもたちが双方の部隊に動員されている。また双方ともに一般市民に対して無差別攻撃を仕掛け、子どもたちが殺されている」と語った。

 ベンティウ(Bentiu)やボル(Bor)で大規模な殺害行為が最近発生したことを受け、ピレイ氏は同国のサルバ・キール(Salva Kiir)大統領や政府高官、さらに反政府側の指導者らと人権をめぐる現状について協議するため、スーダンを訪問していた。(c)AFP