女子マラソンのショブホワ、血液ドーピングで2年間の出場停止
このニュースをシェア
【4月30日 AFP】陸上、女子マラソンのリリア・ショブホワ(Liliya Shobukhova、ロシア)に対し、ロシア陸上競技連盟(Russian Athletics)の反ドーピング委員会は29日、2年間の出場停止処分を科した。
36歳のショブホワは、生体パスポートの血液データに異常が見られ、血液ドーピングの可能性が強く疑われたため、今回の処分を受けた。
出場停止の期間は2013年1月24日にさかのぼって開始され、2015年1月23日に終了する。
ショブホワの2009年10月9日以降の記録はすべて取り消されるため、2011年のシカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2011)で記録した2時間18分20秒のマラソン自己ベストも抹消される。
ショブホワは2009年から11年にかけてシカゴ・マラソンで3連覇を達成し、さらに2010年にはロンドン・マラソン(30th London Marathon)も制していた。
さらにショブホワは、5000メートル(14分23秒75)と室内での3000メートル(8分27秒86)の欧州記録も持っている。
英国のポーラ・ラドクリフ(Paula Radcliffe)はツイッター(Twitter)で、「リリア・ショブホワが、いかさまドーピング選手だというのがついにばれた」と投稿した。
「無数のレベルでペテンが行われ、出走の報酬や賞金、支援費など巨額のお金が盗まれていたに等しかった」
(c)AFP