【4月29日 AFP】米南部で27日夜に発生した竜巻で死亡が確認された人は、28日までに17人に増えた。内訳はアーカンソー(Arkansas)州で14人、オクラホマ(Oklahoma)州で少なくとも2人、アイオワ(Iowa)州で1人となっている。

 さらに28日には米南東部で新たな竜巻が発生した。米NBCニュース(NBC News)によると、アラバマ(Alabama)州北部のアセンズ(Athens)で少なくとも2人が死亡し、27日からの2日間に米南部の竜巻で死亡した人は少なくとも19人になった。

 米国立測候所(National Weather ServiceNWS)によると、ミシシッピ(Mississippi)州北部のトゥーペロ(Tupelo)でも28日午後2時30分(日本時間29日午前4時30分)ごろ竜巻が発生し、NWSの職員が被災状況の確認に向かっている。

 アラバマ州の一部で激しい暴風が吹く可能性が高くなっているほか、ルイジアナ(Louisiana)、テネシー(Tennessee)、ミシシッピ各州の一部でも暴風の恐れがある。NWSによると、竜巻に警戒が必要な地域には4900万人以上が住んでいる。(c)AFP