【4月29日 AFP】サイバーセキュリティーの監視機関である米国土安全保障省のコンピューター緊急対応チーム(Computer Emergency Response TeamUS-CERT)は28日、米マイクロソフト(MicrosoftMS)社製ブラウザー「インターネット・エクスプローラー(Internet ExplorerIE)」で見つかったセキュリティー上の欠陥により、ハッカーが侵入する可能性があるとしてユーザーらに使用しないよう警告した。

 US-CERTは声明を発表し、インターネット・エクスプローラー6~11のセキュリティー上の欠陥を狙った攻撃を確認したと述べた。またユーザーらに対して、公式な更新プログラムが発表されるまでは代替ブラウザーを利用するよう呼び掛けた。

 セキュリティー上の欠陥は、古い基本ソフトウェア(OS)「Windows XP」を搭載しているコンピューターに対して特に懸念されている。XPの更新プログラム提供について、マイクロソフトは既に終了を発表している。

 マイクロソフトは26日、侵入に成功したハッカーは、正式なユーザーと同じ権限を持ち、コンピューターをコントロールすることが可能になると発表していた。(c)AFP