ドイツ人留学生を射殺した男を逮捕、強盗と疑う 米国
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【4月29日 AFP】米モンタナ(Montana)州ミズーラ(Missoula)で、自宅の車庫に押し入ろうとしていると疑い、17歳のドイツ人交換留学生を射殺した男が27日、逮捕された。
逮捕されたのはマーカス・カーマ(Markus Kaarma)容疑者(29)で、同容疑者の自宅車庫から頭部を撃たれた遺体が発見された。
初動捜査報告によると、カーマ容疑者は、警報が鳴った後、自宅車庫で「侵入者」と鉢合わせしたため銃で撃ったという。
カーマ容疑者に撃たれて死亡したのは独ハンブルク(Hamburg)からミズーラの高校に留学していたディレン・ディード(Diren Dede)さんで、同校のサッカー選手だった。
カーマ容疑者は28日、殺人の容疑が掛けられている。有罪になれば禁錮10~100年の刑が科せられる可能性がある。
カーマ容疑者側の弁護人によると、同容疑者は、この3週間で2度も自宅に強盗に侵入されており、監視カメラと動作感知器を設置したばかりだった。このためカーマ容疑者の念頭には、また強盗に入られたとの考えしかなかったと弁護人は主張。同容疑者に殺意はなく、偶発的な悲劇だったと訴えた。事件の予備審問は5月12日に行われる。(c)AFP