ウクライナ東部、親露派が新たな都市を掌握
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【4月28日 AFP】ウクライナ東部の都市ドネツク(Donetsk)やスラビャンスク(Slavyansk)を掌握している親ロシア派の武装勢力は28日、同じく東部で新たにコスタンチノフカ(Kostyantynivka)を掌握した。
人口約8万人のコスタンチノフカは、ウクライナ東部ドネツク州に属し、親露派が掌握しているとされる州都ドネツクとスラビャンスクの中間に位置する。
目撃したAFP記者によると、カラシニコフ自動小銃を持った重武装のグループ約20人がコスタンチノフカの市庁舎を襲撃し、バリケードを築いて占拠した後、「ドネツク共和国」と書かれた旗を掲げた。また隣接する警察署の周囲に防御線を設定した。一団は記章のない軍服を着用していたという。
武装集団は、ウクライナ南部クリミア(Crimea)をロシアが併合する前に現地で目撃されたものと同じ作戦方法や武器を用いていた。クリミアについてはロシアが事後、自国軍部隊を派遣し関与していたことを認めたが、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領はウクライナ東部への部隊派遣は否定している。(c)AFP