ウォーホルのデジタル作品、約30年前のフロッピーから発見
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【4月26日 AFP】ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)が1985年にパソコンを使って制作したデジタルアート作品が見つかった。ウォーホルの出身地、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州ピッツバーグ(Pittsburgh)のカーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)が発表した。
これらの作品は、アンディ・ウォーホル美術館(Andy Warhol Museum)に保管されていたフロッピーディスクに保存されていた。フロッピーディスクのフォーマットは現在では使われていないものだったため、同大学のコンピュータークラブの学生たちがコンピューター・フォレンジック(コンピューターを対象とする科学捜査)の手法で解析したところ、その中には合わせて28の画像が保存されていた。
作品には自画像のほか、おなじみのキャンベル(Campbell)のスープ缶やサンドロ・ボッティチェッリ(Sandro Botticelli)の絵画を題材にしたもの、ハリウッド(Hollywood)のセックスシンボル、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)を描いたものなどが含まれていた。
一部は保存されている別の作品の複製だったが、少なくとも11作品にはウォーホルの署名が入っており、アンディ・ウォーホル美術館の専門家が鑑定してウォーホルの作品だと判断された。