【4月25日 AFP】日本に続き韓国を訪問中のバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は25日、慰安婦問題について「著しい人権侵害」との認識を示した。

 オバマ大統領はソウル(Seoul)での記者会見で、第2次世界大戦中の旧日本軍の慰安婦制度について「著しく重大な人権侵害だ。そうした女性たちの人権が戦時中の出来事であっても衝撃的な形で侵された」と述べ、「元慰安婦たちの話を聞き、彼女たちを尊重すべきである。そして事実についての正確かつ明確な説明があるべきだ」と語った。

 さらにオバマ大統領は、慰安婦問題については安倍晋三(Shinzo Abe)首相も重要性を認識しているはずだと述べ、さらに、「日本の人々も、過去とは誠実かつ公正に受け止められなければならないものだということを認識していると思う」と付け加えた。(c)AFP