若年成人のマリフアナ吸引、深刻な心臓疾患の原因にも 仏研究
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【4月24日 AFP】若年成人によるマリフアナの吸引は、深刻な、そして時に致命的な心臓疾患をもたらす危険性があるとの研究論文が、23日の学術誌「米国心臓協会ジャーナル(Journal of the American Heart Association)」に掲載された。
フランスの研究チームは、2006~10年にかけてマリフアナの吸引に関連した合併症で治療を受けた2000人近くを調査した。
そのうち、心臓発作または脳や手足の動脈に関連した循環障害を起こした人はわずか35人ほどだった。だが心血管系の合併症を起こした人のうち、4人に1人が死亡しており、死亡率は高かった。
また研究によると、心血管系合併症の全体に占める割合は、2006年~10年にかけて3倍に増加していた。既往歴(持病)のある人に最も高いリスクが見受けられたという。
「一般にマリフアナは無害であると考えられている。マリフアナの吸引に潜在する健康への危険性を明らかにする情報を、公衆と政策決定者、医療提供者に広く伝えねばならない」と論文の主著者で、仏トゥールーズ(Toulouse)のトゥールーズ大学病院センター(Centre Hospitalier Universitaire de Toulouse)のエミリー・ジュアンジュ(Emilie Jouanjus)氏は述べた。(c)AFP/Kerry SHERIDAN