最高齢の元大リーガー、103歳の誕生日を目前に死去
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【4月24日 AFP】米大リーグ(MLB)の元選手として最高齢だったコンラッド・マレーロ(Conrado Marrero)氏が23日、キューバ・ハバナ(Havana)で死去した。102歳だった。
1950年代に大リーグでプレーしていたキューバ野球の伝説的な選手だったマレーロ氏は、103歳の誕生日を2日後に控えていた。
地元紙クーバデバテ(Cubadebate)は、「今夕、キューバの球史で最高の投手のひとりであるコンラッド・マレーロ・ラモスが死去した」と伝えた。死因は明かされていない。
キューバ中央部のビジャクララ(Villa Clara)州出身のマレーロ氏は、国内リーグでのデビューは遅かったものの、1950年から54年にかけて現在は消滅した大リーグのワシントン・セネターズ(Washington Senators)でプレーした。
2011年2月に元ブルックリン・ドジャース(Brooklyn Dodgers)のアンソニー・マリノウスキ(Anthony Malinowski)氏が亡くなったことで、マレーロ氏は最高齢の元大リーガーとなっていた。
マレーロ氏は、不利な条件の中でも大リーグにたどり着いた素晴らしい投手とされている。マレーロ氏は1938年、27歳の時に野球を始めた。身長は166センチ、体重75キログラムと実力ある投手と並ぶと体格的には小さく、やせていた。(c)AFP